北海道地方編1


北海道走破図

北海道地図
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1999/7/24

朝起きたらかなりの雨だった。昨日の最終便で函館に渡って宿に泊まっておくべきだったかなあ。フェリーで函館に渡るが甲板にでられないような天気でちょっとがっかりだ。でも函館に到着すると雨はやんでいたので五稜郭公園で合羽を干しがてら休んでいたら何人もの人に声をかけられた。地元の人のいい散歩コースになっているようだ。昼ごろ大野新道こと国道227号線を北上し大沼へ向かった。大沼のキャンプ場はかなり込んでいた。傍若無人なキャンパーが夜中まで煩いので飲めない酒を飲んで寝た。

走行距離 約35km

7/25

今朝も雨が降っている。結局駒ヶ岳の頂上を見ることなく大沼を去る。国道5号は起伏も少なくまっすぐな道で自転車の速度もぐんぐん上がる。 しかしながら路肩の工事が非常に多いので、その間に車道脇を走っているとすぐ横を大型トラックが高速走行していくので怖かった。海岸沿いに長万部まで走りキャンプ場で一泊した。

走行距離 約90km

7/26

今日は国道5号を北上するが山間部に入って道は細くなった。少し寄り道して二股ラジウム温泉に寄る。途中キタキツネに2回会った。温泉は黄褐色の放射能泉で珍しいらしい。露天がとても気持ち良かった。再び国道に戻ってアップダウンが多い道に閉口しながら夕方に昆布という駅に到着。名前を忘れてしまったが目の前に立ち寄り温泉があったのでここに浸かって列車待ちをした後帰った。

走行距離 約60km
今までの総走行距離 約3370km

8/13

北斗星が5時間遅れたため昆布駅に夕刻着いた。そのお陰で?特急料金の返却、お弁当の支給、お弁当が余ったので欲しい方はどうぞという事で晩御飯まで確保できた。今夜のご飯は蟹飯だ〜、でも昼も蟹飯だ〜。倶知安のキャンプ場まで走って泊まりとした。

走行距離 約30km
美笛峠

美笛峠

8/14

山頂に雲のかかった羊蹄山を横に走る。羊蹄ふきだし湧水公園に寄るが、水の持ち帰り用に結構高い値でポリタンクを売っている。水はセルフサービスで汲まないといけないのでいい商売だと思う。山間部を走り500m程度の峠を2度越えて支笏湖へ向かった。途中で道の駅フォーレスト276大滝に寄る。一億円のトイレなるものがあるのだが、トイレは確かにきれいなんだけど自動演奏のピアノっていうのは余計でないかな。床がつるつるで老人は転んでるし、やり過ぎだと思う。その反面、結構物価が高く特に自販機のジュースが150円なのは要注意だ。

支笏湖に出て苔の洞門に寄って支笏湖畔のキャンプ場に着いたけど、ファミリーキャンパーや体育会系キャンパーがいて騒がしそうだったのと、まだ時間が早いので千歳のキャンプ場まで行くことにした。道路は渋滞していたけどラッキーなことに専用自転車道があったので楽勝だった。しかし「熊出没注意」って書かれても困るんだけど。

走行距離 約100km
こりゃ〜クマった

千歳-支笏湖間の自転車道

8/15

国道337号を北上し由仁へ、道は狭いけど牧場とかあってゆっくり走る。県道で一山越えて夕張に入るが結構辛い登り。夕張ユーパロの湯という立ち寄り温泉に入ったら一気に疲れが出た。キャンプ場に早めに行ってゆっくり休んだ。

走行距離 約70km

8/16

早朝、キャンプ場を出た瞬間にガシャンという異音がしたと思ったら後ろの変速機が転がっていた。何が起こったのか一瞬目が点になった。 よく調べると溶接部分が折れていて、このまま帰らざるを得ないかなあという状況だが、とりあえず、チェーンを詰めて変速なしの状況で何とか走れるようにはなった。いつ更なる故障が発生するか分からない状況だけど、このままツーリングを続けてしまおう。

夕張の奥の700m位の峠を押して越えた後岩見沢へ。岩見沢から滝川まで国道12号を走ったが、この区間に日本一の直線道路(この時点で29.2kmで延長中)がある。しかしながら市街地を結び信号も交通量も多く、アップダウンもあるためちっともそんな感じのしない道だった。滝川からは富良野方面へ向かうが、無変速は足に辛く芦別で力尽きた。上芦別公園のキャンプ場に行ったら仕事をやめて、日本一周をしているチャリダー氏がいた。彼はこの後宗谷の方に向かうと言っていた。

走行距離 約110km
♪あ〜あ〜 ん〜ん〜

美瑛の丘

8/17

何もない国道を富良野まで走る。富良野から美瑛は山並みを見ながら走る。美瑛に昼過ぎついたので丘に向かう。最初に美瑛の丘に立ったのは10年位前でそのときはほとんど人はいなかった。今でも丘の風景は変わらないけど、丘の中に観光バスが入るようになっていて団体客も入ってくるようになり騒がしくなったことは残念だ。しばらく周辺を散策した後旭川へ向かった。旭川でビジネスホテルに宿泊し、要らなくなったテント等を荷造りして家に送った。

走行距離 約90km
50日目

8/18

国道39号を上川へ向かう。比布を過ぎたら大型車が多いのに狭い道となり、いやな感じだ。上川には昼ごろ到着した。JRにて帰宅した。

走行距離 約50km
今までの総走行距離 約3820km
地球のひび割れ

層雲峡

2000/6/16

千歳空港から列車を乗り継ぎ、上川に3時に到着。始めは単なる狭い道だったが、だんだんと柱状節理の底を走るようになる。層雲峡ユースホステルまで走って宿泊した。

走行距離 約20km
大雪湖

大雪湖

石北峠

石北峠

6/17

層雲峡を7時に出発。残念ながら小函付近の遊歩道は道路が崩れていて通行不可だった。やむなく長い銀河トンネルを走らされる。でもその後素掘りの歩行者自転車専用トンネルがあって楽しめた。多分これが旧道のトンネルなのでしょう。

層雲峡を過ぎると石北峠までずっと乗って走れる上り坂。厳しい所でも6%位か。数件の土産屋の並ぶ頂上へは11時頃に到着した。

温根湯までなにもない下り坂の道が続くが、こちら側の方が少し勾配はきついようだ。温根湯の道の駅で昼寝して1時間休憩。このあたりの道は北海道らしい真っ直ぐな道で、特に足の速くない私でも25キロ位で継続走行できた。北見には4時頃到着したが、100キロの道を休みを入れて8時間は私にとって超ハイペースだ。今日は通りすがりに見つけた高玉温泉という温泉宿に泊まった。

走行距離 約100km
屈斜路湖

屈斜路湖

6/18

北見から津別峠に向かった。美幌峠は行ったことがあるのでまだ行っていない峠に行って見ようと思ったからだ。峠の麓からは10%位の登りが連続し、まさかずっとこの調子ではないだろうと思ったら峠までずっとだった。昨日に続いて30℃という暑さも手伝って結局半分くらい歩いてしまった。

峠についたらバテバテで結局展望台にまで2キロの坂道を上る気力は無くなってしまっていた。休憩中観光客らしい車が10台くらい上っていったのも興ざめしたし。 残念だがそのまま峠からは屈斜路湖の湖岸へ下った。和琴半島まで行って休憩した後、摩周湖方面へ向かった。今日は摩周湖ユースホステルで泊まった。

走行距離 約90km
なぜか霧の摩周湖見たことないの

摩周湖

6/19

朝、摩周湖まで行って朝日を見た。夏至の近いこの時期、日の出はなんと3時半である。宿に戻ったらもう一度寝直した。摩周駅まで自走したあと網走まで列車で行き、連絡バスで女満別空港へ向かった。この日は天気が悪かったためか気温は15℃だった。夕刻の便で家に帰った。

走行距離 約5km
今までの総走行距離 約4035km

7/23

正午頃、摩周駅に着いた。どうせ今日は大して走る予定は無い。立ち寄り温泉に浸かってスーパーで食料を調達した後、多和平のキャンプ場まで走った。 思ったほど人は多くなくライダーがほとんどだった。

走行距離 約20km
白黒干草ロール

縞模様がいい感じ

7/24

国道243号を厚床まで向かう。途中牛の横断に遭ったりして、のどかで真っ直ぐな走りやすい道だった。アップダウンはあるけども。 厚床からは根室へ東進する。この日は根室市キャンプ場に泊まったが薮蚊が大群で襲って来るのは困った。ものすごく痒くいつまでも跡が残り、結局家に帰ってから高い薬の世話になった。

走行距離 約100km
納沙布岬

納沙布岬

7/25

キャンプ場を出て東へ向かう。海岸沿いの原野は霧に煙って幻想的でもある。でも一休みすると薮蚊に襲われる。しかもいつまでもついて来る。勘弁してよ〜。

霧の中思い出に浸り走っていると並走してくる車が、わざわざ会社休んで様子を見に来た物好きたち ゴールを祝ってくれるありがたい友達たちだ。 そして納沙布岬10時ごろ到着!一つの長い旅が終わった。

そして日本一周へと旅は続く。

走行距離 約35km
今までの総走行距離 約4190km

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