九州地方編2


九州走破図2

九州地図
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2003/1/2

朝のフェリーで国東半島竹田津港へ。国道213号で半島の半分ちょっとを回る。最初の10km位はややアップダウンがあり、トンネルが多数ある道だったが以降はほぼ平らで一部の狭いところを除き非常に走りやすい道だった。

大分空港にてホバークラフトを発見。別府・大分への連絡船になっているらしい。浮き上がって走り出すところを見たかったが次の運行まではかなり時間があり断念した。別府に近づくにつれ交通量が激増してきた。歩道があるので渋滞に巻き込まれるわけではないが、信号が多くなかなかたどり着かない気がする。

別府駅前の宿に着いたので駅近くの市営竹瓦温泉へ。風情のある共同湯だが今一場所が分かりにくいのと歓楽街にあるので夜になると帰りがウザイのが玉に瑕だ。宿は駅前のビジネスホテルだが、温泉浴場付きで部屋の風呂にも温泉が引いてある!これは珍しい。湯を張ると黒い湯の花らしきものが混じって出てくる。濃い温泉ではないようだが維持管理は大変だろうなと思う。余談だが翌日はお気に入りの別府温泉保養ランドにて泥湯に浸かって疲れをほぐして帰途に着いた。

走行距離 約75km
今までの総走行距離約9010km

ホバークラフト連絡船

志高湖

2003/4/26

別府駅に9時半頃到着。夜行列車明けでボーっとした体に急坂が襲い掛かる。公園で休んだり、別府ロープウェイの食堂で昼飯を食べたりして何とか志高湖に到着。標高600mを一気に上ってきた感じだ。キャンプ場にて一泊する。

走行距離 約15km

疲れた・・・

2003/4/27

しばらくの上り道の後心地よい高原の道を通って湯布院へ。でも特に今回は寄らない。湯布院を過ぎるとローカルな山道の県道を通って水分峠へ。さあいよいよやまなみハイウェイへ、と思ったら急な上り坂が続く。朝日台から長者原の間は平らな高原の道だが、やまなみハイウェイ全体が2車線であるが道は狭く、またゴールデンウィークで交通量も多いので快適とはいい辛い。長者原を越えるときつい上りが続きやまなみハイウェイの最高所牧戸峠へ(標高1330m)。さながら登山基地といった感じで登山客と彼らの車で溢れかえっていた。

瀬の本まで気持ちよく下ってキャンプした。黒川温泉はすぐそこなのだが帰りが結構な上り坂になるので諦めてしまった。ちょっとへばり気味だ。

走行距離 約65km

名無し峠そのまま・・

2003/4/28

朝日の出とともに出発。標高も高いし朝一の下り坂は非常に寒いが、緑鮮やかな道が心地よい。小国まで下った後大分県に入る手前で名無し峠に。昨日大分から熊本に入ったと思ったら、今日は熊本大分福岡と県境越え連発。特に竹原峠はきつかったが今日はこれで終わりだと言い聞かせ越えた・・・と思ったら星野町という名に引かれ、キャンプ場もあるので行ってみたら、上りだった、しかも10km近く続く長い上り。実際の勾配はそれほどでもないはずだが道が悪くてたまらない。しかもキャンプ場は丘の上だった。めげそうになったが20分ほど歩いて到着した。坂の津中に会った温泉に浸かってのんびりした。

走行距離 約75km

昇開橋

2003/4/29

この日は休養日みたいな感じか。夜に寒冷前線の通過により雨が降るとの予報なので山を下ってビジネスホテルのありそうな佐賀まで走った。途中船小屋温泉で3時間くらい時間をつぶした。そして旧国鉄佐賀線の昇開橋を見た。今は公園になっていて一日に何回かは向こう岸まで渡れるらしい。私が行ったときも渡れる状態となっていたが自転車通行禁止だったので渡らなかった。またこの佐賀線後はこの橋の向こうから自転車道になっていてそちらと合流して佐賀まで走った。それでも佐賀に着いたのは15時前だった。

走行距離 約50km

虹の松原近くの海岸

2003/4/30

天気予報のとおり夜中に雨が降ったようだ。朝の天気もいまいちでゆっくりの出発にした。国道323号を北上して山のほうへ向かっているとにわか雨が。いいところに熊の川温泉が現れたので浸かってやり過ごすことにする。2時間ほど浸かって再開。観音峠は555mと結構な標高だが緩やかな道で難なく着いたが、唐津側急勾配だった。途中七山温泉に浸かって夕方まで時間をつぶす。虹の松原のある海岸に出てキャンプ場を探すもやってなかった。松原の中を行く道は狭く交通量も多かった。海岸にあるベンチの横でキャンプした。

走行距離 約50km

2003/5/1

南の方向へ出発。片田舎な道を走る。嬉野温泉もとゆ温泉で温泉に浸かり汗を流す。ここから県道を500m位上って長崎県に入る。県境付近は茶畑が広がっていた。ここからの下りは非常に狭くて細い道もあって山深い雰囲気。ずっと坂を下ってきて野岳湖でキャンプした。なんか変な外人が騒いでいたが耳栓とラジオで自分の世界に入り寝た。

走行距離 約75km

2003/5/2

さっさとキャンプ場を後にする。本当はロケット花火でも打ち込んでやりたい気分だが。諫早からの国道207号は大村湾とみかん山に挟まれたアップダウンの大きい道だった。長崎に向けていよいよ交通量が多くなって混雑してきた。しかし歩道は自転車禁止、車道は路駐だらけとなっている。まあ交互に走って宿まで向かった。夜になって中華街に食べに出かけた。

走行距離 約70km

日見峠

2003/5/3

国道34号で長崎を出る。日見峠は歴史のある道らしく旧道の峠入り口に案内があった。歩いてくる人も何人か見かけた。国道34号、251号と走るが結構アップダウンの多い道だった。愛野から有明海に入るとだんだん海岸沿いの平地になり快適走行できるようになった。島原まで走り対岸の熊本へフェリーで渡る。熊本新港からの県道は真っ平らの広い道で舗装もよく信号少なく歩道帯も大きく爆走できる道だった。宿には7時過ぎに着いた。

走行距離 約85km
今までの総走行距離約9425km

2003/7/25

熊本駅を出発。国道3号を南下し宇土市に入り、国道57号で宇土半島へ。島原湾の向こう岸には頂上が暗い雲で隠れた雲仙が見える。三角まで後10km位のところで雷雨に遭う。ちょうどあったコンビニで時間をつぶし今日は三角泊まり。天草に入るのは明日にしよう。

走行距離 約40km

大水車

2003/7/26

三角を7時ごろ出発。早速橋で1つめの島、大矢野島へ。これ以降の橋もだが狭く自転車が走行できるところは無い。歩行者帯は50〜60cm位で、この上を自転車を引いて歩いた。上島の海岸は島らしい海岸で所々狭いがたこが干してあったりしていい感じだ。下島に渡る橋はループ橋で結構高い、すぐ脇に歩行者自転車用の橋があったのでそれを渡った。今日の宿がある下田温泉の温泉街の手前に轟の滝公園というのがあったので立ち寄った。自称日本一の大きな水車があった。

走行距離 約75km

たこ干し

2003/7/27

下田を出発。すぐに断崖上の道を行く。時折海を見ながら牛深まで走る。この日は暑くて少し記憶が希薄だったりするがフェリーに乗り込んで隣の島まで渡る間、クーラーが涼しくて爆睡していたら20分くらいで到着。ボーっとした頭で港を後にしたら目的の道路はきつい上り坂だった。ここからは暑いけど根性でひたすら走り出水の少し先米ノ津まで行った。

走行距離 約95km

道に生えた竹の子

2003/7/28

宿を出発、出水から国道318号を南下、紫尾峠500mを越えなければならず気合を入れて行ったが案外あっさりと越えた。着いた宮之城は竹の産地らしく路上の竹の子に激突しそうになった。この辺りで11時いよいよ暑くなってきたと思っていたら、おそらく今日の行程最後の温泉到着。観音滝温泉で温泉に浸かり休憩室で爆睡した。なかなかの設備なのに300円と安かった。

帰りの飛行機の時間を気にしながら3時に出た。国道504号は空港道路となっているが結構狭いところもある。と思っていたら国道504号は自動車専用です自転車歩行者は通れませんの看板が。特に何も書いていなかったが旧道?はちゃんと走れたので問題ないのだが腹立たし書き方だ。旧道は自動車道の下を縫うようにアップダウンして10キロほど走り合流した。鹿児島空港には夕方到着した。

走行距離 約65km
今までの総走行距離約9700km

          ラストまであと少し。ここいらでちょっと一服。奄美編へ

桜島と錦江湾

桜島にある避難豪

2004/11/19

鹿児島空港からスタート。国分方面へ向かって走る。国道220号で海岸沿いを走って桜島と陸続きの地点へ。桜島の国道224号(溶岩道路)を走っていたら降ってきた火山灰で服が白くなった。とはいっても今回も桜島は落ち着いている模様

温泉に浸かりたかったが浸かると走りたくなくなるのでそのままフェリーで鹿児島に渡る。15分ほどで到着、寝る暇も無かった。一転して都市道路の様相の国道226号を喜入まで走り本日は終了。列車で鹿児島中央駅まで輪行し駅直結のJRホテルに泊まった

走行距離 約90km

指宿スカイライン

(スタートの写真も無かったのでゴールも無し)

2004/11/20

喜入駅を出発、いよいよ最終日だ。いろいろと頭をよぎるものはあるが何も考えずとりあえず走ろう。

最後だから力いっぱい走りたい。そこで指宿スカイライン無料区間の頴娃ICを目指して登る。千貫平自然公園あたりまで厳しい登り。その後は池田湖を過ぎて枚方神社まで長い下り道。

少し遠回りして開聞岳周遊道路と言うのを走ってみたら、展望は無いわ坂が多いわ。最後は長くて暗い一車線トンネルで意外な展開だった。

そして昼間っから変な声を出してるフラワーパークの鳥たちの声を声援に長崎鼻へ。土産屋の前を通って石碑のところで友達が待っていた。12時40分、観光客に紛れてゴールを決めた。開聞岳が変わぬシルエットでただそこにいた。

走行距離 約45km
最後に・・・

1998/4/25出発。約6年と7カ月の時間を掛けて、この旅で何を得たのだろうか?正直これだと言いきれないが、自信というか余裕みたいなものは増えた気がする。(ただ歳をとっただけ?)

さて今後どうするかだが、まずは久しぶりに家で正月を迎えたいと思う。そして行きたかったが行けなかったところ、十部一峠や三陸海岸などに行ってみたいと思う。

最後に、この長々と書いたこの紀行文を読んでくれた方ありがとう。そして自分も何かやってみようと思い立ったなら幸いです。

全走行距離 約10175km 

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