国道425号を行く

実施日 2000年4月6日〜8日

大峠

大峠

印南町付近

1日目
御坊-小家谷口

ほぼ1.5車線の3桁らしい国道。国道42号から分かれてすぐはそうでもないがJRを越え大峠付近から怪しくなる。淡々と田舎道を走るが特に恐怖心を抱くような所はない。ずっと上りではあるが特に厳しいところもなかった。2日目以降の印象が強烈な為かあまり記憶になかったりする。

所要時間 3時間45分 35Km

龍神温泉から入ってすぐ

転落注意

2日目
小屋谷口-横畑

国道424号との共用区間。所々狭い所が残っているが、多くは改善された2車線道になっている。

横畑-龍神

国道371号との共用区間。2車線の多い快走道。

龍神-牛廻越-十津川温泉

最高!いや最低か。龍神から分かれる時点で怪しさが滲み出ている。実態は常に上から石が落ちてきそうな一車線断崖路。道路上に細かい石が散乱している。ガードレールのない区間も多く、転落死亡事故多発地帯という看板もうなずける。こちらの方向からアタックすると常に山側となるため正解だったと思う。自動車対自転車でも対向不能な場所もあった。さらに全体で45Kmもありアプローチが長いこともあり非常に疲れる。峠より東側は民家があり多少改善された気がした。

十津川温泉-滝

168号との共用区間。一部狭いところがあるが快走できる。

所要時間 9時間 83km

峠付近1

峠付近2

気をつけます

国道168号から分かれてすぐ

小川付近

林道との出合

3日目
十津川温泉-白谷トンネル-下北山村

昨日の牛廻越区間と似たようなものだが、若干道は広く1.5車線ある。アプローチはさらに長い感じがする。小川という集落から上り始め、峠までまだ15Km以上あるのになぜというくらい急登する。21世紀の森という公園からしばらく下り、またすぐに登りに転じる。しかしまた延々と下り白谷林道との分岐まで出る。ここから一気に上り白谷トンネルで峠を越える。峠から先は遥か下の方までワインディングの見渡せる急峻な下り坂となっている。以外に苦しい登りで池の平公園に出る。池を過ぎたら激坂ワインディングで川原まで下がる。ホッとしたのも束の間、目指す先ははるか上方にそびえる池原ダムの上で、さっき下った分は裕に有りそうだ。気力も果て桜咲く川原でしばし放心状態となる。

下北山村-尾鷲

ダムの上までは169号と共用区間で非常に交通量の多い坂道を登る。ダムの上そのものが国道425号線でこの馬鹿馬鹿しい作りから言っても先が思いやられる。期待を裏切るでもなくダムの形そのままの果てしなく長いジグザグ1.5車線道を走る。最初はきれいだなと思っていた湖面も単調さに辟易してくる。道は平坦から下りが主だが時折エイッと登る区間があり薄皮一枚ずつ体力が奪われてゆく。そんな道を延々と25Km行って三重県との県境に到着。何にもなくて何でここが県境なの?という感じの所だ。しかも上り坂の途中で坂は八幡トンネルまで延々続く。このトンネルを越えると1.5車線の下り坂ワインディング。これがまた長く長〜く十数キロにわたって続く。クチスボダムを越えてちょっと坂を登り坂下トンネルを越えたら眼下に尾鷲が見える。ワインディングを一気に下がって尾鷲到着。やっと現世に帰ってきた、そんな気がする酷道425号の旅のおわりであった。

所要時間 11時間 85km
総所要時間 23時間45分

林道との出会いにあるとちの木

白谷トンネル

トンネルを出てすぐ

下北山村

池原ダムの上が国道

坂本ダム1

坂本ダム2

しょぼい三重県境




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