国道418号を行く

実施日 2006年8月4日〜11月13日(区間ごと)

  

岐阜県樽見から関、恵那を通り長野県天龍に至る一部に常時通行止め区間のある国道(いわゆる点線国道)。迂回路が出来れば廃道となるであろう通行止め区間を含めて走破した。

なお通行止め区間は丸山ダムの付け替えによりいずれ水没するためおざなりになっており、県道353号を改良して(多分トンネルでブチ抜いて立派な二車線バイパス道に)昇格させる計画らしい。最新の地図を見ると既に県道353号の一部が国道になっているものもあります。(2006年10月現在)

国道418号

根尾〜中川辺

樽見鉄道樽見駅付近から東進。実はこの国道の起点は福井県大野市だが根尾までは国道157号との共用区間なのでここでは根尾以降を紹介します。

淡々と里山の雰囲気を堪能しながら走っているとジグザグの上り区間が現れた。坂の途中山手側に少し開けた所があったので自転車止めて一休み。あっ、こんな所にもバスが通っているんだ、いざという時はバスで帰れるなと思って近寄ると、本巣市営バス 停留所名『トッサス』。なんだこれ(?_?) どうやら路線バスの終点で開けたところは転回所のようだ。そこからひと上りで尾並坂峠(330m)に到着。

少しの下って集落に入ると狭い軒先国道に。所々広くなるものの延々と狭い道が関市内まで続く。交通量はそこそこ多く自転車でも結構精神的に疲れる。そうそう自転車と歩行者は山側走行という看板が付けられている。関市に向かう場合左手が山側なので丁度よかった。

関市内のごちゃごちゃした道を抜けると道は広くなり富加北側のバイパス道は快走そのもの。少し登って美濃加茂の日本昭和村を過ぎて坂を下ると中川辺の駅に着く。

所要時間 4時間 約50km  実施日2006年11月3日

トッサス

尾並坂峠

狭い軒先道

中川辺〜通行止区間手前

中川辺駅前から北上、遠回りして橋を渡り八百津方面まで向かう。1時間ほど行くと2又に別れ山側を行くと人道の丘方面へ川側を行くと集落の中を行く。いずれに向かっても数キロ先で合流する。合流点からは右手に木曽川を見ながら遡る。県道353号との 分岐までは舗装もきちんとしていて狭い点を除けば特に車でも問題なさそうだ。ここからは所々ダートな道になり真っ暗な二股トンネルを抜け、先ほどの分岐から約5キロ行くと車止めが現れた。

所要時間 2時間 約25km  実施日2006年10月21日

木曽川

序の口

二股トンネル。


未開通区間周辺(2006年10月時点)

通行止め現る

通行止め区間〜武並

ブロックにガードレールと結構しっかりした車止めの脇から入って行くと信じられない世界が。拳骨大の角の尖った石にうず高く積もった落ち葉、所々現れる薮を漕ぎながら進む。ちょっとした登山の領域とも言える。登りは少ないから結構乗っていけるけどヘルメットとサングラスに長袖は必須。脇を見ると深沢峡というらしく景色はいいんだけど立ち止まってジッとしていると頭上が気になる。

一番厳しい7kmほどの区間を抜けると同じくブロックにガードレールのゲートを抜け土手道に出る。笠置の発電所まであと少し、発電所からはきれいに舗装された道となりホッと一息。急坂の峠をひとつ越えて武並に到着。

通行止めの区間で会ったのは地元の人らしき散歩中?の老夫婦1組だけでした。

所要時間 2.5時間 約20km  実施日2006年10月21日

これは・・・

ホントに・・・

酷でした。

でも

景色はいいんだよ。

やっと普通の道

恵那(武並)〜平岡

山間の村を繋ぐ区間。武並を出て国道353号との共用区間に入ると交通量があって勝手が違う分ちょっと慌てる。続いて国道257号との共用区間で交通量は減りまた418号単独区間に入ると激減する。この 岐阜長野県境付近から先は狭く高度もある。天龍に入ると下り始め高度間は減っていくが狭い川沿いのうねうね道になり天竜川と合流する。対岸を走るJR飯田線が味があって良い。平岡駅から帰った。

所要時間 8時間 約80km  実施日2006年8月4日

ハクウンボク?

平谷峠

天龍

分岐点(終点)

平岡〜152号分岐(終点)

平岡駅を出て北東方向へ。川沿いの道を10kmほど行くとあっさりと152号との分岐につく。

国道418号を総じて言うと人気がないわけではないが狭くて果てしない田舎道かな?。この後152号の未開通区間(いわゆる点線国道)を担いで通った記録はまた別の機会に。

所要時間 1時間 約10km  実施日2006年10月28日



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