国道371号を行く

実施日 2008年7月24日〜26日,2008年10月18日


高野山〜串本

高野山〜串本

分岐

一度に走破する日程を取れなかったので高野山から南北に向け2回に分けて走破することにしました。連日35℃近い暑い盛りなので計画に余裕をとっています。

高野山駅へは南海電鉄で極楽橋へ、そしてケーブルカーで高野山駅に向かう。高野山駅前にはたくさんのバスが止まっているが、そちらへは行かないで右手側のすぐ先にトンネルの見える道に行く。バスが止まっている奥にある道はバス専用らしい。

さてトンネルを抜けて登っていくと1.5km位で再びトンネルへ、そこから下って国道480号と合流し東へ向かう。寺院が集中するごちゃごちゃしたところを抜けて371号分岐に到着する。真っ直ぐ行くと371号を橋本へ、右折すると今回向かう別名 高野龍神スカイラインだ。

元々観光有料道路だったので2車線の良い道だ。日差しの降り注ぐスカイライン道路を高度を上げていくと先ほどの分岐から10km弱の所から頻繁に和歌山県ないし奈良県に入った県境標識が現れる。短い所は10mも間隔が開いて無くてこれが延々と20km続く。この道路が県境の真上にあるからだけど、とにかくくどい。

花園あじさい園という所で満開のあじさいを見て休憩し、高野山駅を出てから約4時間、上り坂にヘトヘトになったころ、ごまさんスカイタワーに着いた。護摩木を積み上げた独特の形をした塔だというが、登ってみると意外と近代的でエレベータの筒の周りに護摩木の足場を組んだような見た目だ。展望台からはとにかく東西南北山だった。

ここから護摩壇ワイルドライフという森林公園まで1km足らず登りを越えるといよいよ下りだ。先ほどまで9%,8%の標識が出ていたがこちらも負けじと10%の標識が。点在する集落を通り過ぎながら20km温泉トンネル到着。トンネル手前で温泉街への道に入り龍神温泉に到着。三大美人の湯の一つらしい。宿に泊まりゆっくりと湯に浸かった。

道路脇のあじさい

交互にくる県境

ごまさんタワー

上方の橋

2日目、朝まだ少し冷気の残る中、川沿いの走りやすい道を快調に南下する。国道425号との分岐の手前で371号でなく県道735号に入る。この先で375号が途切れていて未開通のためだ。

県道区間は狭い一車線道で結構上り坂はきつい。そして県道からも外れ更に荒れた道になる。2km程行くと上方に大きい橋が見えて来て、橋と合流すると一気に2車線快走道になった。ここに未開通区間は繋がるようだが、ここまでがこんな道なので全く車が来ない。峠の笠塔トンネルも真っ暗だ。

中辺路まで行くと1.5車線の道が2車線になり人がいてホッとする。飲み物を補充して出発し4kmの共用区間を外れるとまた1.5〜1.2車線程度の狭い道へ、地蔵峠350mまでとにかく暑かった。

富里温泉乙女の湯という立ち寄り湯に到着、汗を流して1時間ほどゆっくりした。残念ながら休憩室は無いので昼寝は出来なかった

今日はもう上り坂は無いだろうと思っていたらすぐにきつい坂があり、それを抜けると展望が開け合川ダムに出る。橋を渡って1.5km短いトンネルを抜けたT字路には何の標識も無いが右が正解。またこのトンネルの手前にある自販機が最終補水ポイントでこの先50km何も無いので注意。合川ダム湖畔にある宿に泊まった。



距離を示す看板

3日目、さて今日がハイライト、未開通区間を繋ぐ本谷山平井林道を含め酷区間約50q。狭いけど勾配の緩い道をワクワクしながら走っていると国道371号までXXkmの看板が500mごと現れる。 どうやらダムに入る橋の所あたりからこの看板は林道扱いしているようだ。地図を見ると20kmは国道区間になっているのだが。しかしなぜこんなに頻繁に?と思ったけど釣り客の車が結構いることで気づいた。多分事故・故障時の目印ではないかと思う。

看板も無く所々間違えそうな道が何回かあったが迷ったら集落の無いほうに行くのが正解か?そして林道区間になっても狭さは変わらない…というかなぜかやや広くなる。次第に川沿いを離れて高度が増してきて暑さと坂に辟易していると標高800m付近で下り坂が見えた。

地図で言うとV時になっている頂点の3km手前、田辺市と古座川町の境界の峠で一休みして気を引き締めて下る。幅15cmくらいの道路を横切る溝の蓋が無かったり、鹿が4頭路上にいたり、国道に戻ったらまたやや狭くなったりと気を使う。

そんな道を走っていると展望が開け一気に暑くなって七川ダムに到着。その後は広くなったり狭くなったりしながら古座の一枚岩に到着。後はもう楽々とタカをくくってたら古座方面への県道を分けたらまた登り。汗と気力を振り絞って標高差100mで六郎峠を越えると磯の香りがした。国道42号と合流して今回は終了。もし同じルートを走る人がいたらアドバイス→ほとんど無い補給ポイントを逃すと最悪の状態もあり、行動食は出発前に準備し多めに携行しましょう。

林道の峠付近

苔むした道路

七川ダム

古座の一枚岩

ようやく終点



高野山〜河内長野

高野山〜河内長野

分岐の少し先

今回は残った高野山以北の走破です。日帰りだし厳しい所も無いだろうとTSL(トランジットスーパーライト)で行くことにしました。高野山駅からはバス輪行で手っ取り早く移動し前回の続きからスタート。

基本的に橋本までは下りコースかと思っていたら、3km先で急坂で50m位登って短いトンネルを抜け標高850m位から下り。その後は木に覆われた狭くてうねうねして路面も荒れている急坂をどんどん下る。ブレーキの硬いこの自転車では結構苦しく、やはりブレーキレバーはシマノの物に換えようと決心した。そんな道だが交通量はそこそこあってバイクと軽トラが多かった。

橋本から先は2車線の一般的な道、ただ交通量はそこそこ多く歩道はほとんど無い。坂を上って大阪と和歌山の県境である紀見トンネルに到着。中はガタガタの歩道だったので歩いたが、埃っぽく2kmあり嫌なトンネルだ。

トンネルから先は片側に歩道が現れ下って行くと右斜め後ろ方向に371号のバイパス道と交差する所に出る。重複区間を約500mいくとると右に本道左に371号バイパスが現れる。バイパスの方3km走って上原町交差点で終了。河内長野駅まで走って帰途に着く・・・のは惜しいので先ほどのバイパス区間と残りの本道区間をついでに走っておくことにした。

分岐の先の

トンネル

橋本まではこんな感じ

紀見トンネル

バイパス橋

パイパス道

地図の青の区間がこれから先の走破区間です。南海電鉄で千早口まで戻ると駅から大きな橋を見上げることができる。連絡する道路を通って橋の上に行くと橋自体は南北に完成しているようだが、橋とその南側は通行止めになっていた。

立派に完成されているバイパス道を北に下って行くと、あっという間にさっき通った重複区間まで来た。後は河内長野駅方面に本道を走る。バイパス道と違って街中の狭い道を3.5kmほど走って本町の交差点に出て終了。輪行して帰途に着いた。

余談ですがカメラの不調で写真のタイムスタンプがおかしいけれど、実施日は2008年10月18日です。



行程マップ 高野以北

行程マップ 高野以南 (カシミール3D使用)




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