国道265号を行く

実施日 2007年4月28日〜

日本一周でも少し走ったこの道、思い出深いあの場所はどうなっているのか?はたまた未走破の区間はどうなっているのだろうか?期待に胸膨らむ。

小林からの登り

なんか物騒な脅しだ

2007/4/28

霧島の麓 小林市を出発しばらくはまずまずの良い道だが、いきなりショック。須木〜西米良通行止めの表示。 下調べでは通行できるようだったのにハイライトの区間が通行止かあ。仕方ないので県道経由で西米良まで向かうことにする。しかし宮崎→熊本→宮崎と迂回し峠を三回越える厳しい道のりだった。

熊本県の湯前まで出て横谷トンネルで宮崎側に戻ったら10キロほど坂を下って265号に合流し西米良の双子キャンプ場に19時前に到着した。 テントを設営し終わったころあたりは夕闇に。隣接している立ち寄り温泉ゆたーとに浸かり何とか予定地までやってきたことに安堵した。(マップ上の走行ルートには迂回路の区間も入っています)

走行距離 約80km

輝嶺峠へ

輝嶺峠到着

2008/5/2

やっとこれたので再挑戦開始。地図の黒い区間です。268号との分岐にて通行止めでないことを確認。よっしゃ〜\(^_^)/ 県道との分岐 中川原までは前回と同じ。分岐で休憩して気を引き締めようとしたら持っていたペットボトルが谷底へ…。 もうこの先自販機は無いよとがっかりしていたら少し先の集落で発見、幸先いいのやら悪いのやら。所々きつい渓谷の細い1車線(ガードレールあり)を延々と標高差400mほど登り輝嶺峠に到着。峠のお地蔵さんに安全祈願し出発するが路面は結構悪く再度気を引き締めて下る。田代ダムに出たところで眺望が広がり一安心。

ダムを過ぎると再び薄暗い1車線道に進入。ただ違うのはこちらはさらに路面が悪い上ガードレールが無くロープと杭であること。紅葉街道と書いてあったけどコケて顔が紅葉しないように注意しよう。たまに小石に足を取られながらこちらも標高差400mほど登って尾股峠に到着。標識も何も無くこの辺らしきところで写真を撮る。荒れた下りをいっそう気を引き締めて下る。自動車がほとんど来ないのが唯一の幸いだ。 国道219号との交差点に出てほっと一息。前回と同じく双子キャンプ場に泊まり立ち寄り温泉ゆたーとに浸かった。ここのつるつるになる湯は結構好きだ。

自転車は今回はトランジットスーパーライトを使用。詳しくはブログで。

走行距離 約65km

田代八重ダム

尾股峠へ

紅葉街道らしい

尾股峠

脱出完了ほっと一息


朝の渓流沿い  滝が所々ある


フィッシング街道の看板

2007/4/29

朝6時に出発。今日もいい天気だ。集落を少し戻って右折、フィッシング街道とロマンチックな別称がつけられているが、一般的な田舎の渓流沿いの道。 渓流を左手にじわりじわりと登っていき発電所の辺りから狭くなる。388号に合流すると厳しい上り坂に。 3キロほど押して登って再度388号と分かれると乗って登れるようになった。 休み休み登っていき11時半標高1050m飯干峠に着いた。峠は開けていて山また山の風景が広がる。

ここからは下り、林の中の急カーブ急勾配を注意して進む。椎葉ダムが見えてからダム沿いの長く感じる道を通り椎葉村へ。 那須橋を渡ってUターン気味にさっきまでいた対岸を走る。 対岸を離れ北上し始めると、あれ?2車線のいい道だ。ここから今日一日はほとんど一周往路で通った道で以前は所々端が崩壊している1車線道だったのに改良されたようだ。 那須橋から7〜8キロ位から山の中の狭い道になるが、それでも以前ほどのインパクトは無く感じる。 そのときは急に降り出した雨の中必死で走りまくって途中見つけた東屋に倒れこみ過呼吸になり手足が痺れて1時間位動けなかったこと、 地元の方に親切にしてもらったことを思い出す。

果たしてその東屋は健在でした。写真を撮ったら気持ちを切り替え出発。道は広くなり国見トンネルが近いことを知らせてくれる。 トンネル内は前回は朝一のため少なかった交通量が意外に多く、歩道部分も自転車を引いて歩ける幅ではない。後ろから来た車の音に合わせ側壁に張り付き回避を繰り返す。 馬見原の交差点で218号と合流。265号へは左に曲がるのだが右に逸れて服掛松キャンプ場に18時に着いた。

走行距離 約90km

飯干峠への登りにて

飯干峠1

飯干峠2

かつて一夜を共にした!?東屋

どこでもへそ好きだね

阿蘇らしい風景

10番さん御指名です

2007/4/30

今日も朝6時に出発。今夜は雨らしい。そして明日も昼は回復するもののまた夜雨らしい。 その先は宿泊の計画を入れてあるので少し早いがキャンプ泊は終了にする。 昨日の馬見原の交差点に戻り再び265号に。アップダウンを繰り返しながら阿蘇外輪山を登っていく。 今までの山峡の風景から一変し、高原の風景に心躍る。

高森峠のトンネルを抜けると九十九曲が現れる。急勾配に厳しいカーブとトンネルの繰り返しで外輪山から落っこちる感じだ。 十分落っこちた所で325号と合流。325側に数百メートルいった宅急便配送センターでキャンプ道具を切り離し家に送った。荷物重量が3〜4割程度は減ったかな? 根子岳の東を回り込むようにまた上り始めるが阿蘇の荒々しい山々や眼下に高原の風景が広がり気持ちいい。箱石峠880mを越えたら放牧場らしく所々牛たちが草を食んでいる。

坂梨の交差点まで下ってちょうど12時、国道265号の旅は終了。通行できなかった工事区間はまた行かねばなるまい。 なお、この後は近くのアゼリア21で温泉に浸かり周遊道路を左回りに回って長陽村の栃木温泉というところで宿に泊まった。(マップ上のルートは国道265号終わりの坂梨までです。)

走行距離 約50km(宿までは75km)




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