国道157号を行く

実施日 2010年10月2日


樽見〜温見峠

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樽見〜越前大野

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温見峠周辺

国道157号は金沢市から岐阜市に至る国道で、今回難所である温見峠を走破することにした。そのため岐阜県本巣市,樽見駅から温見峠を越え福井県大野市,越前大野駅を目指した。

 この温見峠は岐阜県と福井県の県境で、これまた良く通行止めになる所だ。冬季通行止めも通年12月から5月までと結構長い。
 特に「落ちたら死ぬ!!」の看板で有名な岐阜側の根尾能郷〜黒津間は平成16年の豪雨災害以降未だ通行止めとなっており、平成23年3月現在も通行止めになっている。よって今回の走破も一部迂回路を使っての走破になってしまう。

 迂回路を使うことで気分が乗らない上に走行距離がさらに伸びることと、どちらもローカル線で列車のダイヤに注意しないといけないことから敬遠していたけど、なぜかテンションが上がって今年中に行っておこうと思い立ち行くことにした。

 前置きが長くなりましたが本編へ。
 
 温見駅周辺にはあまり宿がないので大垣駅のビジネスホテルで泊まり一番列車に乗ってに8時半に樽見駅に到着。駅前広場で準備を整えて9時に出発。
 いきなり上り坂の国道418号とは2キロ位で分かれ、川沿いの県道255号を15キロ上流に走ったら川を渡って折越林道へ。今回の迂回路を記した分かりやすい看板があって安心出来る。
 
 折越林道に入ると急な上り坂が始まる。林道は1車線から2車線の道だが舗装はしっかりしている。
分岐から300m程の標高差を登って下り。でもすぐ300m下る。そして猫峠林道との分岐へ。
 ここにも分かりやすい看板があった。それと一車線の道で工事車両を円滑に往来させるための目印だろうか、所々に数字の看板がある。今度は標高差200m登って100m下り。特に何もなかったがこのピークが猫峠だったのだろうか。ここまで距離にして約32kmようやく157号に辿りついた。

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樽見駅

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案内看板

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記号看板

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大河原付近

この合流点あたりは大河原というだけあって道も少し広くなっているようだ。

 右側に深い渓谷を臨みながら1車線から2車線の道を登って行くと、出ました「洗い越し」川に橋を架けずに道路上を凹まして川が横切って渡る構造なのですが、ちゃんと看板まで付いているとは。雨量が少ないのか勢いはよくなかったけれど。時々現れる洗い越しがいい刺激になりながら、林の中の道を登ってゆく。
 
 展望が開けるようになったら勾配が厳しくなり、小さいカーブが次々現れる。道幅はそれほど狭くなく1.5車線程度あるので圧迫感がないのは助かる。1時半頃ようやく温見峠到着。ここまで約4時間半。

 少し開けてるけど展望は無い。少し寒いし写真とったら展望のひらけたところまで下って休もう。
 福井側に下り始めると展望の開けた急勾配断崖絶壁。谷側に自転車立てるのも勇気がいる。崖側に立てたまま休むのも怖いので山側で一休み。

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洗い越し看板

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洗い越し

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温見峠

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温見峠の少し先(自転車立)

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荒い道



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草原の道

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温見川

下り始めると荒い道もあったが、最後まで未舗装だった区間だろうか。

 一気に400m程下ったら勾配は緩くなり真っ直ぐな穏やかな草原のような所を走るようになる。ススキ野原と穏やかな光に包まれて山を降りる。麻那姫湖は穏やかで、もう走り終えたような充足感に包まれる。

 金ピカの麻那姫像のある広場で、越前大野駅のダイヤを見てみる。今3時で丁度出るところだった。次の列車は5時だし落ち着いて腹も減ったしゆっくりしていこう。
麻那姫湖の水を使った真名川ダムを越えたら、すぐ下流に勢い良く噴水のようなものが出ている。どうやらダムの水圧を使った噴水らしい。
4時に越前大野に到着し輪行して帰った。

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麻那姫湖

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麻那姫像

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噴水

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行程マップ 樽見駅〜越前大野駅




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